それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

女王交代波乱の幕開け。

ダーウィンが来た

NHK 2019/07/21 午後7:30~。

https://cgi2.nhk.or.jp/darwin/articles/detail.cgi?sp=p607

 

舞台は福岡県相島。

観光客も多い猫の島だ。

 

NHKと研究者が5年に渡って猫の生態に密着した記録だ。

 

コガネ。3歳。
 
 
2018年、母と姉が死んだ。
共同保育ができなくなる。
ライバルのメスが近づく。
あぶれオスたちも子猫を狙う。
コアエリアと食事場所を他の子育て猫とが重なり合うが、子猫が大きくなると
餌を確保でき易い場所に移す。
この時、まだ高く飛べない子供の首をしっかりと銜えて(くわえて)ジャンプする。
母親として素晴らしい!
 
そんなコガネの前に現れたのが「シャーム」、子猫たちの父親だ。
 
ボデガードのように寄り添い、オスが近づくと戦いを挑み、子育て場所から遠ざける。
研究者も驚く行動。
 
そして子供達が成長してオスは独り立ちさせ、メスはコガネとこれからも暮らす。
そして2019年の春、またコガネに年に3日間だけの発情期が来て、オスたちが
集まってくる中、コガネが選んだのは、「シャーム」だった。
 
子育てを助ける、オス猫、父親の役割をしっかりと果たすシャーム。
そして、その働きを認める、必要とするコガネ。
 
この番組は興味深くて好きだが、あまり観ていなかった。
けれど、「猫特集」と聞いて観ないわけにいかなかった。
 
コガネの子育て、本当に凄い。
人間の子育てが怪しくなっている昨今だから、人間として恥ずかしいくらい凄い。
 
育て、守り、食料を調達し、子育て場を守り、臨機応変に対応し、次世代を
育て上げる。
 

戦うシーンも、移動のシーンも、シャームにはクルクルという親愛の鳴き方をするシーンも
感動の連続だった。
家猫には見られない猫の本来の姿なのだろう自活能力。
 
母親を信頼する子猫の目、母親として自信を持ったコガネの目が生き生きとしてる。
猫の能力をまじまじと見せてもらいました。
 
最後に、
相島は猫が150匹ほどいる。
だからどうしても、道路に糞が落ちていたりする。
そこで、住人が柔らかい砂の、屋根付き共同トイレを作ったら、結構
そこで用を足すようになって、その掃除は気が付いた人がしているそうです。
 
そして子供たちが、観光客にもお掃除を手伝ってもらう方法を考えた。
手伝ってくれた人にはお礼のカードを渡しているということです。