それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

私、逃走癖あるの?!

ホームセンターでペット専用のカートに乗っていたワンコ。

小型犬が二匹仲良く乗っていたので、私としては素通りできるわけがない。

「わあー、可愛い、触ってもいいですか?」

と、つい話しかけてしまう。

もう、もう、無性に触らせてもらいたくなる。

 

飼い主さんは高齢の女性。

トイプードルがこの方の飼い犬で、もう一匹のミニテュアダックスは別の住まいの娘さんの飼い犬。

 

 

このトイプードルちゃんは今6歳の♀で、5歳まで出産用に飼われていたのだそう。

5歳まで出産をして、用済みになったら殺処分になるところだったトイプードルちゃんでした。

それで、この飼い主さんの息子さんが引き取ってきたのだそう。

 

今は目の前で飼い主さんに甘えて、ずっと飼い主さんに触れていたいという動作をしていたけれど、

彼女には逃走壁があるということが判明!

 

一旦引き取られた家から逃走して3か月位行方不明だったそうだ。

飼い主さんになった家族は警察にも届け出て探していたそうだったが、その写真とそっくりな

トイプードルはあるお宅で保護されていて、そこできちんと餌にもありついていたそうです。

 

何故、逃走したのかはわからないけれど、

「もしかして、元の家に戻りたかったのかもしれないですね。」

と、話した。

 

その上、引き取ってくれた息子さんには全く懐かずに、目の前の飼い主さんにだけ懐いてくれているそうだ。

「私を、知らない家に連れてきてしまって~!」

と、心の底では思っているのかもしれない。

 

人間の考える幸せと犬本人?の幸せには食い違いがあるのかもしれませんが、家の中での様子が

よく解って、犬にもそれぞれの犬の人生のストーリーがあるのだと、お話を聞かせてもらって

思いました。

 

それでも、現在こうして幸せそうなんだから、逃走などしないで、一杯可愛がってもらってね、と

語りかけながら、なでなでさせてもらいました。

 

少しの間の立ち話だったけれど、

「写真撮らせてもらっていいですか?」

と、訊いて、撮った写真を見せたら、

「おばちゃんに撮ってもらってよかったね~。」

と、喜んでくれたので彼女の一頁として、ここに紹介させてもらいました。