それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

椅子の修理、その後。

割れてしまった椅子の修理の方法を考えていた。

 

先ず、この椅子の製造元、北海道民芸家具について調べてみた。

購入先のお店は既に廃業している。

扱っている家具屋さんとか修理業社はあるようだが、住まいから離れた場所では、

見積もりしてもらうことさえ困難だ。

 

それで、思いついたのが、以前よく通って家具やリサイクル品を見にいっていた家具屋さんの

代表者の方から頂いていた名刺だ。(この家具屋さんも既に廃業しているが、よくお話はしていた。)

スマホに登録してあったので、連絡してみた。

繋がって、私のことも覚えていて下さったが、何とお仕事を変えていたので、遠方にお住まいだ。

 

しかし、当地で営業中の家具関係の方を紹介して下さった。

早速連絡すると、その日の内(一月八日)に椅子の状態を見に来てくれた。早い!

サイズや割れた状態をスマホで撮って、見積もりを出して連絡すると言ってくれた。

 

まだ、連絡はないのだが、壊れて横たわった椅子を眺めては、

「直してあげるからね。」

と、声掛けている。

きっと何とかなると信じている。

 

この椅子も、今回紹介をお願いした元家具屋さんのリサイクル部門で見つけたものだ。

「秋田木工」さん製造のラベルがある。

秋田の曲木木工は有名で、リサイクルだったので、すぐ気に入って家での置き場所を考えた。

当時2脚揃っていたが、一脚だけにした思い出があり、もう15年も使っている。

洗面コーナーの脇に置いてあるが、軽いので掃除の時の移動も苦にならないし、

洗面時もゆっくり座っていられて有効に使われている。

 

とに角この曲木の美しい椅子が高めのランチのお値段で買えたのだ。

だから、掘り出し物を探しに、よくそのお店を訪ねていて、お店の店内に流れる曲が気になって、

彼に尋ねたら、CDをコピーしてくれたり、いろんな交流があったのだ。

 

何かを介在して人と知り合うことはよくある。

だからそういう縁を大事にしていたいと思っている。

 

今回の壊れた椅子は、どうなっていくのかわからないが、椅子が「瀕死の状態」に思える。

いい方向に進んでいったらいいな、と祈っている。