重なる時ってあるものだ。
午後姉の家に行った。
実姉だけれど、車では10分程の家だけれど、用事が無ければ行かない。
ベタベタしてない、姉妹だ。
夕飯が終わって、財布のレシートを片付けながら、家計簿でも、つけようかと用意していたら、
久し振りに息子が突然来た。
調整休暇だという。
お茶を飲みながらいろんな話をする。
よく喋る。
お互いよく喋る。
離れていた時間が埋まる程、普段の様子がわかる。
その間、準備していた家計簿はお預けだ。
そして、息子が明日は仕事だと言って帰ると、今度はその兄貴が電話してきた。
休みの前日で昨晩弟と会ったらしい。
そんなで、話の内容は重なることもあったが、二人ともの話の内容はほぼ同じで、理解しやすかった。
兄貴は他の件で電話してきたのだが、昨夜のことなので両方から聞くことに、たまたまなった。
またまた、家計簿はお預けのまま、話は続く。
彼もまたよく喋る。
私も、友達との時よりも、もっとストレートに喋れるかもしれない程話ができる。
電話は長引いて、風呂上りだったので洗顔後のケアーをした?してない?と判断ができない位だった。
各人の差はあるが、思春期、反抗期には今のようには話していない。
今は、普通は携帯同士だが、たまたま固定電話で、父親が電話に出ても、母親にと指名してくる
のが彼等なのだ。
それも、各家庭の個性だろう。
今は、彼等のパートナーたちの女心の機微も推測したりできる。
私自身がベタベタした関係よりも、お互いに自立した関係でいたい方なので男子との
関係はさっぱりしていて私に合っていて、普段は連絡などなくて丁度いい彼等との距離感だ。
それが、まとめてやってきて、彼等の近況を知り、大人になってこんな話ができるようになって、
嬉しいし、楽しいけれど、テーブルに準備してあった家計簿には手がつけられなくて就寝時間となった
「重なる日」だったのだ。
家計簿を片付けながら、
今夜の顛末に笑ってしまったが、笑顔に種類があるならば「ほっこり」なんだろうな。
「彼等も大人になったな・・・。」