それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

樹木希林さんのCMのナレーション「Get Old with Me」の声。

 

 


樹木希林さんが亡くなってから、彼女に関する記事が沢山紹介されていて興味深い。

家族の話、映画祭でのトークの様子、勿論出演した映画への思いなど、何でもありだ。

彼女は物件を見るのが好きで、不動産も沢山所有している、資産家だ、とかも言われている。

貸したお金の取り立てはしっかりとするし、自分のギャラ交渉も自分でされていたそうだ。

 

そんな記事はネットで探す気さえあればいくらでもある。そんな状況だ。

 

でも、何だか玉ねぎの皮を剥き、そのまま玉ねぎを剥き続けるようで、芸能人が亡くなるって

こういうことなんだと再認識している。

ただ、彼女自身はあまり喜んではいないような気がする・・・。

「私のことなんかにかかずらわないで、もっと他にやることあるでしょ?」

なんて言われてるような気がするんですが。

 

その中で、数々ある彼女のCMの中でそこに居るだけで、

「結婚か~」

と、感じ、

「結婚っていいものですか?」

と聞きたくなるようなのが、この”リクルートゼクシイ”のこれです。↑

 

プロデューサーは箭内道彦氏で、ゼクシイのCMに樹木希林さんと内田裕也さんが起用される

と、いうことが、結婚に対する多様性を表現していると思えて、惹きつけられたのを覚えている。

 

お二人の距離と佇まいが絶妙で、

「いい空間だな~。」

と眺めた。

そして、後で知ったのですが、このナレーションは長女の也哉子さんだそうです。

箭内さんが、どうしても、とお願いして実現したのだそう。

 

希林さん、最後まで、面白がって人生、生き切りましたね、”ブラボー!”です。

本質は人生に対して、物凄く真摯に向き合った方ですよね、樹木希林さん。

 

まだまだ、希林さんの遺された映画はこれからもゆっくりと拝見させて頂くつもりです。

亡くなってからも尚、メッセージを発信し続けられるって、女優さんというお仕事素晴らしいですね。