距離感(間)を保つ友情。
15日(土曜日)の「半分、青い」のシーン。
秋風塾での親友裕子が鈴愛に、今の気持ちを話すシーンが印象的だった。
裕子が今の職場、病院という場所を生死を分ける場所で精神的に辛い、と言う。
だから、
「生きる世界に繋ぎとめて」
と鈴愛に語る。
鈴愛は大きく両腕を広げて、裕子とハグする。
そして裕子は続ける、
「鈴愛は生きる塊だから、君は私の命だ。」と。
元教室の広い部屋で二人の抱き合う姿・・、で終わる。
彼女たちはいつもいつもべったりと電話し合ったり、愚痴を言い合ったりする付き合い方ではない。(多分)
でも、人生の転機の大事な時には訪ねあっている。
ゆるやかだけど、必要な時には会っている。
遠くに離れていても、お互いを十分理解し合いながら友情を保ってきた。
人生にはインプットする時期とオウトプットする時期がある。
身体や心が悲鳴を挙げた時は「生きる塊」に包まれればいい。
そんな、二人のシーンが、現実の自分にも重なって、普段は独りで立っていられればいい、と再認識した。
この辺まで話が進んでくると、脚本を書いた、北川 悦吏子さんの実生活から来る感覚が受け止められるような気がして、以前より作品に親近感を抱くようになっている。
最後がどのようになるのか楽しみにしています。