透明なゆりかご
第2話の、録画の中からの写真ですが、グイグイと惹きつけられるドラマでした。
説明は、下記ページでたっぷりと呼んで頂けたらと思います。
https://www.nhk.or.jp/drama10/yurikago/html_yurikago_midokoro.html
主演の清原果耶さんの存在があって、そのカメラの迫り方も凄いと思って観てます。
独りで、出産した少女の、子供を産婦人科の庭の植え込みに捨てる途中の表情。
一方で出産を待ちわびる幸せな家族のシーン。
脚本の安達奈緒子さんの言葉の中の、
「けれどここに出てくる事柄は、実際にこの世の中のどこかで起きています。
なかったことにしてはいけない、透明な存在にしてはいけない、この物語は終始そう訴えかけます。
だとしたらこれを表現する責任から逃げてはいけないのだろうと思いました。」
という箇所に、頷けました。
現実の社会では出産の高齢化による「妊活」という言葉も生まれ、そういう中では原作の「沖田×華(おきたばっか)」さんの体験したことや、見えなくても、どこかでおきていることが描かれ、ドラマ化されて、私は出会いました。
第3話の「不機嫌な妊婦」の田畑智子さんの演技にも、泣きました。
素直に、真っすぐな気持ちで見せてもらえるドラマです。
制作スタッフの皆様に感謝です。
主題歌:Chara「せつないもの」が流れるシーンは、本当に切ないです。
切ない思いをすることって、最近なく、世間が前へ、前へ、と動いている中で、
じっと、切なさを感じる瞬間をすごく大事な時間だと思っています。