それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

「プロゲーマー」新しい仕事

3月24日公開したブログの「eスポーツ」について書いておきたいと思っていた。
大分時間が経ってしまったけれど、やっぱり「eスポーツ」は新しい仕事として認識しておきたい。

 

TVゲームでしょ?
と言えばそのまんまですが、今は世界大会が開かれる程、競技観戦者は多い。
その優勝賞金も億単位となっている。

そういうプロゲーマーをプロデュースする人もいて、数人が合宿生活をして、毎日競技に備えて練習しているという番組を観た記憶もある。

 

「仕事の流儀・プロフェッショナル」
で紹介されていたのは、梅原大吾さん。36歳。
彼が最初に世界大会で優勝したのは17歳の時。
勿論幼少期にゲームに出会って、はまってめきめきと腕をあげてきた人だ。
過去2回世界大会で優勝している。
それから10年に渡りトップを守ってきた人。

 

彼の闘うゲームは「ストリートファイター」で、「ガイル」というキャラクターだそうだ。
私など、ゲームのセンスはこれっぽっちもないので、何がどうなっているのかチンプンカンプンでわからないのだけれど、それが、今は新しい仕事として認められている。
そして「日本eスポーツ連合」としてJOCに認可されるために発足したのだ。


その彼も、現在に至るまでは紆余曲折があり、一度は介護の仕事についたそうだ。
何故かというと、17歳の時に優勝した時、嬉しくなくて、TVゲームで優勝が恥ずかしいことだと思ったそうだ。
どこの家庭でも、
「ゲームばかりやっていると〇▽×になってしまうよ、いい加減にしなさい」
というのが定番のことだったし、今でもそんな傾向はあるだろう。
実際に、彼が語っていた。
「褒められない、やるとむしろ怒られるもので世界一になっても、恥ずかしかった」と。
それで、一旦は普通の仕事に就こうと介護職についたそうだ。

 

けれど、それは自分の個性を生かせる仕事ではなかったそうで、やっぱり、ゲームで優勝してファンの人達が
、その技術を認めてくれて、自分の所に集まってくることが、自分のやるべきことだと自分で理解してからは、
はっきりとこの世界で、この仕事で生きていこうと決めたのだそうです。
人が、認めてくれたことが、自分を認めるということになったようです。

”ゲームが誰よりも巧で、強くて世界一”はどの世界にも言えることで、研究者のノーベル賞、オリンピックでの金メダルなどと同じことだということですものね。

 

現在はプロゲーマーを目指す若者が、世界中から集まって練習している都内のある場所に週4日通って練習をしているそうだ。

そこには、やっぱり、プロゲーマーとして有名な「東大卒のプロゲーマー」とよばれる「ときど」さんもいた。
彼は去年の世界大会での優勝者だ。

そして彼は今、確固たる覚悟で、プロゲーマーとして生きていこうとしている。

 

この後、彼のその後も取材が入り、同居していた元気なワンコがいなくなっていて、その理由を聞くと、
「彼女の犬だったんですよ、連れて出てっちゃったんですよ、何ですかね」
と言う。
「構ってあげなかったからですかね。」と。
同棲していた彼女さんと別れたということのようでした。
それでも、彼は淡々と、ゲームに向き合っていた。

 

ご両親の理解は得て、今では応援してくれているということでした。

「今まではなかった新しい仕事」
に挑戦する彼等がいて、新しい時代が始まっていくということですね。
パリオリンピック2024では新種目になるかもしれないので、日本代表として出場するのかもしれない
梅原大吾さん、あなたにしかできない大きな挑戦を楽しみしています!