それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

猫だって遊びたいのだ。

我が家の猫は、毎朝お散歩を日課としている。
玄関でリードを付けてもらうのを待って、
「早く、早く、ドア開けて~!」と顔を上下する。

冬の今頃はちょっと陽が出て周りが暖かくなりつつある時間。
7時半から8時半位の間に家の周りを30分程。

夏は、陽が高くならない内に7時には散歩終了しているように、早目。
なので飼い主の朝の支度やらゴミ出しなどあると、早朝4時過ぎには起床する。
夏はそうすることで、家事などは涼しい内にどんどんこなせるので、それでOKと思っている。

年に何回か私がプチ旅行する時がある。
そんな時は早朝出発なんてことがあるので、自宅を出る時間から逆算して猫のお散歩時間
も変更する。
変更はしても、中止は絶対にない。
まだ暗い早朝なので、懐中電灯持参で足元を気を付けて歩くも、猫はへっちゃら。
スタスタと自分の好きな場所へと私を連れて行く。

猫の歩く背中を見ていると、似てるな~、と思い出す。
名古屋の水族館に行った時、イタリア村だったか、スペイン村だったか(定かでなくて
ごめんなさい)観光用の馬車に乗ったことがある。
その時に二頭の馬の背中の動き方にそっくりだな、と思う。
4本脚の動物なんだから、似てて当たり前なんだけど、前に進むことに
「自分の好みの場所に行くんだ~」
という意思が感じられて、
「こんなに小さな動物も自由な時間の中では自分で考えてるんだな」
と、嬉しくなる。

勿論、リードを付けたら、主役は猫。
私は彼の思う所についていくだけ。

猫は「端」を「端」を歩く。
だから、私としては、狭く歩き辛い隙間のような所も蟹さん歩きで抜ける。
そのタイミングには猫も、ちょっと立ち止まって、後ろを振り返り、
「大丈夫?通れた?」
みたいな様子で歩を止めて、待ってくれる。
多分、リードに引かれる形になるので感覚として無理をしないのだと思う。

私も、無理に引っ張るとか、行先を指図などしないで、ひたすら好きに動いてくれたら
いいなと思う時間なので、彼がじ~っとしていたい時は一緒に待つ。
ただし、ちょっとしたストレッチなどをしている。

だから、犬の散歩を想像すると、全然違う形態ということになる。
犬もそうだと思うが、猫にとって我が家の周りは絶対的な自分の縄張りなので、
匂いを嗅いで、どんな猫がどうしていったかを確かめるのが最大の仕事で、
繊維質の葉っぱを好みとして食べ、吐く、それも仕事だ。

散歩が終わると、一応足、というか肉球というか、を濡れたタオルで拭いて、
家に上がる。
猫もそれが分かっているので、一目散に上がらないで、私のその動作を
予想して一旦待つ。

そして陽当たりのいいベランダのいつもの場所でブラッシングしてもらい、
一連の朝のお仕事終了、でまったりと日向ぼっこに没頭する。
食事は用意してあっても、食べたり食べなかったり、好きな時に食べている。
盗られる心配がないからだと思う。

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夜、小さな坪庭に出て外気の中でぼ~っとしている時。
夏は小さな虫などいるらしく、ゴソゴソ探していたりする。
彼にとっては、土や草に触れられる、いい場所になっている。