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記事によると、
「ある救急隊員がガソリンを入れようと給油所に立ち寄ったところ、見知らぬ人がその代金 を支払ってくれたという。 ... イギリスのNHS(国民保健サービス)が運営する「North West Ambulance Service NHS Trust(ノースウエスト救命救急サービスNHS信託 以下、NWAS)」で救急救命士として勤務するトニー=マイケル・ジョーンズさん(43歳)は 、1月28日に夜勤のため ... と思ったが、スタッフによると先ほどの男性がジョーンズさん が払うべき40ポンド(約6,200円)のガソリン代を支払ってくれたのだという。」
以上記事。
男性が乗っていた車と救急救命士
救急救命士はこのあと、男性が乗っていた車の写真をFaceBookに上げ、感謝の気持ちを伝えた。
すると、その男性の身元が分かり、彼のコメントが寄せられた。
「救急救命士など、大変な仕事をする割に表に出てくるわけではなく働いてくれている人たちがいる。けれど、
その人たちに自分が何ができるわけでもなので、できることといったらこんなことぐらいです。」と。
ふと、これが日本だったらどうだろう、と思った。
多分余分なことで知り合いでもない人にこんな行為はしないだろう。
下手をすれば、他人から、めぐんでもらうようなことに腹を立てる人もいるだろう。
今回は「救急救命士」のユニフォームを着ていたことで、その人の仕事が明らかだったということでもあるだろう。
そして、個人の意見をはっきりと持って、その行為にためらいなく従うことを普段からしている男性だったから
できたのだろうと思う。
イギリスではこのニュースに称賛の声が上がっているという。
流石イギリス・・・、社会福祉の先進国であり、チャリティーとか、慈善行為などが、根強く行われている
国だから、する方も、受ける方も、そういうものだという意識がきちんと刷り込まれているのだと思う。
昨日今日始まったことではなく、長い歴史が育んできたことなのだと思った。
では、そんな社会でみんな幸せかと言えば、イギリスにも、たくさんの問題はある。(内容は省く)
でも、やっぱりこんなことをサラッとやってしまえる人がいることも事実で、こんな風に激励してくれる
人がいると、「救急救命士」やそれに並ぶような仕事をしている人々はもっと頑張ろう」という気持ち
で、仕事に向き合えるのではないかと思う。
自分の立場で自分ができることって何だろうと、みんなが考える社会になれたら素敵ですね。