それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

子宮移植

今朝、NHK名古屋の「ナビゲーション」という番組を観た。
内容が「子宮移植」だったので、その話は申し訳ないのですが、初耳でした。
 
初めに向井亜紀さんが紹介されていたのを、ワイドショーの一つかな?と思った
くらいで、観ていました。
その向井さんと、アナウンサーの会話が、十数年前に彼女が代理母で子供を授かった、と
いう当時の話だったので、
「ああ、覚えている」
と、当時、メディアで騒がれていたことを思い出しながら観ていた。
彼女のお子様も、勿論成長された筈なので、14歳(?定かではありません。ごめんなさい。)
になっているということでした。
 
生殖科という分野の話で、既に現実となっている妊活では、人工授精や、栄養管理や、サプリメント
など、ネットでも個々紹介されたりしていて、そうして生まれた子供について、緊張して扱われたり
特別視するようなことはない時代になっている。
 
向井さんも、当時に比べるとすごく優しい空気になっていると、述べてました。
それでも、私は驚きました。
 
次に、実際に行われたスウェーデンでのVTRで、実際にお子様が2歳になって
いて、幸せそうな3人家族が映っていました。
その方は実のお姉さんから提供されたようです。
 
世界では子宮移植が始まって10年、日本でも、慶応大学と京都大学が協力して
研究が始まっているそうです。
また、名古屋第二赤十字病院では、生体間移植例が日本で一番多いということで、
産婦人科と移植科が協力して、臨床研究へ向かって研究が進められている
とのことでした。
 
何故、「移植」なのか。
 
生まれつき子宮がない女性がいるということ。
最近は、子宮頸がんという病気で、子宮を摘出せざるをえない若い患者が
増えている傾向にあるということ。
その患者さん達が、諦めることなく、子供を持てるようになること。
 
しかし、倫理的な面では、そういった傾向に反対している医師たちもいるそうだ。
生体間移植のうち、肝臓や腎臓などのように、無ければ生きていけない臓器、ではないからだ
ということが理由らしい。
 
医学の進歩を肌で感じてはいるものの、「子宮を移植して赤ちゃんを生む」
そして「子宮提供者」がいる、ということに、どちらも凄いなあと畏敬の念を抱きます。
勿論研究者に対してもですが。
 
日本では現在、「動物実験」→「倫理委員会」→「臨床実験」へとの研究が始まって
いるとのことでした。
 
最後に、向井さんの言葉。
代理母でも、生んだ人(出産した人)が母になるんです。」
という一言が、響きました。