それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

法医学者・本村あゆみさん。

2020/05/15(金)NHK「あさいちプレミアムトーク」に、

法医学者の本村あゆみさんがリモートで出演されていた。

 

以下引用

 

未知の感染症が広がっているのではないか・・・、こうしたことに、いち早く気づくことができるのが「法医学」。

なぜその人が亡くなったのか死因を究明し、科学的検証をする医学です。

法医学者は、ことし4月現在で、日本に144人。

その一人、国際医療福祉大学で活躍する医師の本村あゆみさんをお迎えしました。

解剖室など、めったに目にすることのできない法医学者の職場も、本村さんご自身が撮影、興味深い仕事の実際を話していただきました。

身元不明の遺体も扱う法医学者は、常に感染症の危険と隣り合わせ。新型コロナウイルスの感染拡大に思うことも聞きました。


医学部4年生の時に法医学を志した本村さん。

「病気やケガを治す」のではなく「なぜ死んだのかを解明していく科学」と知り、自分の発想にはなかった人の身体の見方に興味を持ちました。

「死因究明には未来につながる大きな意義がある。

いま生きている人にできる限りのことを還元することで、亡くなった方の人生をきっちり締めくくるお手伝いができれば」という本村さんに、死因究明の大切さを伺いました。

さらに、二人の子どもの母親でもある本村さんのユニークな素顔も紹介しました。

 

ゲスト:本村あゆみさん(法医学者 国際医療福祉大学
VTRゲスト:本村友一さん(救命救急医)、岩瀬博太郎さん(法医学者 千葉大学

 

以上引用

 

一番下段のゲストの方を注目して頂くと、本村友一さん(救命救急医)の名前がある。

職業は同じ、元夫の方だ。

彼女のことを、良くも悪くも知っているということで、ご本人が了解しての出演だったようだ。

だから、インタビューの中身は彼女を知るユニークなお話が聞けた。

 

彼女はズバッと切り込むタイプで何事もいい加減にしないで改革していくらしい。

研修中の病院のお弁当がまずかったので(腹壊すよ!と)変えてもらった等。

 

だからか、女性の、インタビューの返答なのに無駄のない話し方だと思いました。

飾りもないけど、余分もなくて聴きやすかった。

 

この方の「法医学者あるある」が面白かったので記事にしたかったのです。

 

①人間以外の死因も気になる。

兜虫を飼っていたが、ゼリーに頭を突っ込んで死んでいた。

窒息したのだろうと思っていたら動き出した。

昆虫にはお腹の脇に呼吸孔があって窒息死してなかったことを知る。

 

②自分がお腹いっぱい食べた直後に死んだら、勿論解剖はして欲しいけど、

その内容物を知られたら恥ずかしいといつも思っている。

「こんなに焼き肉食べたんだ~。」

とか思われたりするんじゃないかと思ってしまう。

 

③白衣は殆ど着ない。

解剖の時はそれなりの手術着はあるが、殆どがパソコン作業なので、自前の楽な恰好でいることが多い。

作業で汚れそうな時は上着として着るが・・・。

TV出演の時は白衣だったが、

「これは衣装として着ています。」

と、言っていた。

 

④事件は解決しない。

「事件を解決するのは警察です。」

ドラマの印象とは違うことを強調されていた。

 

最後に、法医学を目指した師である岩瀬博太郎さん(法医学者 千葉大学

へのインタビューでは、

「歌って、踊れるんですよ。”アナユキ”の振りなんか完璧ですよ。彼女何でも

覚えが早いんです。」

と、東北大震災後、医療の支援組織が整っていなかったのを最初に立ち上げたのも

彼女だったとか、法医学の前に救急医療に携わっていたのでメス捌きもスパーっと

躊躇なくこなしていたので、人体に躊躇するのが一般的なのに対して、先生のほうが

驚いたそうなのだ。

「メス捌きが凄い!」と。

 

ゲストの本村あゆみさんのことは殆ど知らないで、たまたま見てしまったというのが

本音ですが、

「知識も技術も目的意識も高い、逞しい女性だな。」

と、これからも彼女の活躍を知ることになるだろうと、将来が楽しみな女性に出会えて

嬉しい朝になりました。