それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

卒業式。

新聞のコラム欄 2020/03/17引用

 

 菊池桃子さん、斉藤由貴さん、尾崎豊さん。まだ10代だった3人が同じ「卒業」の題名で異なる新曲を同時期に出し、話題になったことがある。1985年のことだ。


 ▼当時、最もヒットしたのは富士市出身の林哲司さんが作曲を手掛けた菊池さんの歌。ただ、息長く親しまれ、歌い継がれてきた点では、斉藤さんや尾崎さんの曲も負けていない。


 ▼デビュー曲でもあった斉藤さんの歌は、卒業で離れ離れになる同級生への恋心を描く。強がりに潜む純情が切ない歌詞はヒットメーカー松本隆さん作。制服のボタンをねだられ、恥ずかしそうに逃げた。うれしいくせに-と、思いを寄せる相手が下級生にも慕われる人だと歌い出す。


 ▼意中の先輩のボタンをもらう「儀式」が令和の今、どの程度残っているのかは知らないが、この春は確実に減っただろう。既に終わった県内の大学や公立高の卒業式は在校生や保護者不在、会場も各教室でと、多くが規模を縮小して行われた。中止したところもあった。


 ▼〈卒業式で歌う予定だったけどなくなりました。卒業式はマスクを外したらダメ。校歌もテープで流すだけ〉。定番の卒業ソングをアップした動画配信サイトのコメント欄にこんな書き込みを見つけた。思春期のいちずな思いの告白や思い出づくりの機会を奪ったウイルスが恨めしい。

以上引用

 

まだまだ、コロナウィルスの感染は終息の気配がなく、イベントやスポーツ界、教育界など広く

影響を受けている。

 

そんな中での卒業のシーズンに卒業式が行われない、或いは規模縮小などの形で行うなどの影響が出ている。

 

当の卒業生のことを思うと本当に胸が痛む。

華やかに、賑やかに、関係者の思いを精いっぱい表現して送り出してあげたかったと思う。

 

それでも、私の住む市の学校はぎりぎり再開されて、小学校では卒業式が行われたとの

ニュースがあった。

小学生でも、女子は袴姿での出席の生徒もいて、彼女達の式後の感想が本当に嬉しそうで

見ているこちらも安堵と嬉しさで一杯になりました。

 

 

やっぱり、人生の節目の思い出が欠けることなく残せたことは、こんな事態の中でも幸運だったのではないでしょうか。

 

保護者の方も出席できたようですし、再開と同時に袴などの支度をされたご家庭や、

”卒業式挙行”と決断された学校関係者のご苦労などはあったかと思いますが、

素晴らしい決断だったのではないかと思っています。

 

卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます!