それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

フロアスタンド。

ニトリのフロアスタンドには苛立っていた。

2年位前に購入した筈だ。

 

家具全般において組み立て式が主流になっているので実際のところの使い勝手は

組み立ててからでないと分からない。

と、いうことで、ニトリさんを信用して買ったものだった。

 

それ以前のものは結構大振りでしっかりしていたが、電球の「on/off」の切り替えが

うまくいかなくなっていた。

紐で引っ張るタイプだった。

それにシエードに沁みが浮かんできたりして買い替え時だと思っていた。

 

そんな時にたまたまニトリに買い物に行って、出会ってしまった。

組み立て式に少し不安はあったが、現状物が使いにくくていたので飛びついてしまったのだ。

 

帰宅後さっそく組み立てて、立たせたところ・・・グラグラするのだ。

自分のやり方のせいかと何度もやり直したが変わらなかった。

 

支えとなる棒3本を繋げるのだが、つなぎ目が浅いのか内側のカットと金属の溝がいい加減なのか、合わない。

なので、いつもグラグラ、ピサの斜塔のようになりそうになっていた。

その上シェードと電球受けが噛み合わなくてシェードもユラユラしていた。

 

電球は点灯していたけれど、もう廃棄を常に考えていた。

 

だから、機会があるごとにフロアースタンドを探していた。

 

できたら、製品は実際に見てから買う、という気持ちでいた。

 

それで、市内では結構老舗の家具屋さんで、松本民芸家具を中心に扱っているお店

に、近くに行く度に足を運んだ。

 

「素敵だな・・・。」

と思っていたスタンドを何度か見ていた。

その店内には調和していたけれど、家ではどうだろうかと、値段も考慮して買うには至らずいた。

 

暫くしてまた行ってみると、

「あれ?無い。ここにあったフロアースタンドですが・・・」

と、訊いてみると、

「あ、あれは見てすぐに気に入って、その場で持って帰ると買われていきました。」

との返事。

 

高さ調節が出来、シェードの向きも変えられる、シェードそのものの角度も細かく真下から上向きに

変えられるように丁寧にできている。

まして、支柱は金属性、土台も金属でしっかりと支えている。

 

家には少し小型かもしれないが、あの丁寧な造りには魅力があった。

 

お店に、次の入荷予定を訊いて、連絡を貰うこととした。

中々入荷しなくなっているらしい。

 

その間ネットで我が家に合いそうな、そして値段もそんなに高価でないものを探していた。

ニトリの安いもので失敗したので、凄く高価でなければある程度の価格はするものだと

理解することにした。

 

そして、ついに電話が来た。

お店に伺っても部屋に対して小振りかもと、まだ迷っていたが、使ってみることにした。

 

 

高さの調節はできるので他の場所でも使えるだろう。

とに角、現物を見て、細部の造りも確かめて、それなりの対価を払いたかった。

シェードはガラスだけれど、取り外しもでき、掃除も隅々までできそうだ。

 

麻とか布のシェードの欠点は掃除ができないことだ。

その点では長く使えそうだ。

 

大きさに少し、自分の決断を疑問に思うが、本体そのものはシンプルでしっかりと作られている。

縁があったのかどうか暫く使ってみての結果がでるだろう。

 

お店の方から、

「このスタンドはやっぱり何度も見てた方がいて、無くなってから問い合わせがあったんですよ。

それで、今回の入荷はこうして予約状態だったので、次の入荷を待っていただいてます。」

と、お話があった。

 

ああ、私と同じような人っているんだ、とその人を想像してみてしまった。