クロワッサン特別編集「向田邦子を旅する。」
1980年初夏、向田邦子50歳が思っていたこと。
1980年の初夏、のちに直木賞を受賞する、50歳の初夏。
そこに、超がつくほどの猫好きで、仕事観をクールに語り、好きなもの、気に入ったものにホットになり、旅に夢中な向田邦子がいる。
そのなんとカッコいいこと、潔いこと。
美しいこと。
多忙を極めた中で、向田邦子が見せた生活の一片、その思い。
今も濃密に、色褪せない。
と、いう文章の中で、広い、外国人用マンションのリビングの濃い茶色の、革製ソファーにかけている彼女の写真がある。
そこにある、絵画や壺が生活の中で普通に使われているかがわかる。
部屋の空気が伝わってくるようだ。
その部屋が、1981年の夏には、
「邦子の還らなかった部屋。」となっていた。
旅のこと、猫のマミオのこと、おしゃれのこと、今また彼女を旅したいと思っている。
37年の歳月をさかのぼる色褪せない向田邦子を。
上記記事2017/12/26に記載した記事、再記載です。
台湾での事故がなく、ご健在でいらしたら88歳を迎えられていた向田邦子さん。
私は彼女が活躍されているころから大人の女性だな~、と憧れていました。
だからもう、12年も前の発行時、クロワッサン特別編集「向田邦子を旅する。」を
迷わず保存したのだと思う。
そのブログを再保存することにしました。関連3記事保存できてほっとしています。
2018/11/27,28,29と3日間連続再記事でした。
理由は「訳あり記事(1)」に。