ジムに着くと既にTVはついていていつもの仲間が中継を観ていた。
始まったばかりで、やはり金足農業を応援する気持ちが伝わってくる。
初回に3点失点した頃から心配が始まった。
「ここで、失点を返しておきたいね」
などと、話しながら、それでも皆さんはマシンと取り組んでいながらだ。
私も、成るべくTVの近くにあるウォーキングマシンやバイクを使いながらだった。
私がTVの前を離れた時は、他の人がTVを観て、
「ホームラン打たれちゃったよ~!」
などと、誰かがTVを観て、報告してくれて、
「ピッチャーの球速が心配だね」
などと、金農が失点する度に集まったり、またマシンに向かったりの、
そんな一貫性のない状態の観戦ではあったが、全国の農業関係者と同じような気持で、
小さなパブリックビューイングになっていました。
残念ながら、金農が点を取り返して、劇的な場面を作るという展開はなかったので、
球場のスタンドも沸き立つような応援はあまり見られなかったように思うし、
却って、あまりの静けさに、応援する観客の気持ちが表れているようで、
「こんな展開の時こそ応援しようよ!」
と、声を掛けたくなるような気分だった。
結果は大阪桐蔭高校の春夏制覇で終わった。
それは偉業を称えたい。
ただ、「彼等は、殆どプロだからね」
と、言う人もいるように、全国から集まってきている集団で、金農は秋田の地元の球児たちだ。
当然の成り行きかもしれないが、金農の球児たちが100回目の高校野球の年に起こした旋風は偉大な歴史となって語り継がれることは間違いないと思う。
こんな、あまり野球に関心のない、にわか高校野球ファンが、こんなことを書いて
いるくらいなのだから・・・。
金農ナイン、スタッフの皆さん、準優勝おめでとうございます。
そして、秋田に戻ったら、パレード!が待ってますね!
秋田、盛り上げて下さい!