それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

猫と寝る、寄り添って。

我が家の猫は16歳、♂。

 

猫に会った人は16歳に見えない、という。
猫って年齢不詳が多くて、若い猫も老猫も、丸まって寝てればどの子も同じ。

 

その猫、いまだに甘えん坊。
多頭飼いではないので、コミュニケーションは当然、私と一対一。
お互いを観察して暮らしている。
お互いになくてはならない存在だと思っている。

 

私は、怪我も入院もできないし、まして先には死ねない、と堅く思っている。
彼はそれ程思っていないかもしれないけれど、食事、排せつ、散歩、彼の必要品補充など、全て、私が担っている。

(もう一人家人はいるが、あてにならない)

 

そんなだから、起きるも寝るも一緒だ。

私が寝る時は猫に声をかけ、それより先に
「ベッドに行こうよ」
と、猫に階段まで呼ばれることもある。

 

そして、ベッドに走り込んで、私の睡眠前準備を待つ。
そのまま私がパソコンに向かったりすると、手足を伸ばして横になって寝ている。
何一つ心配することがないよ~、と身体中で表現しているようで、ベッドを独り占め
している彼を、そっと見て、いい時間だな~、と感謝する。

 

パソコンも終了して、「Sleep Cycle」をセットして最後にベッドの照明も消す。

すると、寝て待っていた猫が私の身体の右側に全身を「ドサッ」っと預けてくる。
二体だから「り」の字かな。

 

暗闇の中で、私の右手に頭、顔、鼻をグイグイ押し付けてくる。
額から鼻をさすってくれと、グイグイ押す。それが大好きなのだ。
私の手と腕は彼の腕に抱え込まれ、自然と彼の柔らかい腹部にあたって、そっとマッサージする。
それも、猫が大好きな部分だ。

お互いに、感覚だけで、だからこそ、その感覚が際立って、至福の時間になる。
無言で触れ合うこの時間、一朝一夕には成り立たないこの時間は、私の心身を豊かにしてくれる。

 

この夏も、過去の夏も、ずっと4時には起きて、涼しい時間帯の散歩して、夜は追われるように就寝してるのは楽ではない。(TV番組などは全て録画)
彼がいなければゆっくりできるかな~、などと思わなくはない。

でも、彼がいるから、夏の数か月、朝陽の素晴らしさや、日々の定点観測的なことも観れて、自分だけのためなら続かないだろうことが続けられて、彼との「縁」あってのことだと、この16年間に彩を与えてくれた、この猫って、凄い存在なのだとじわじわと感じている。

 

お互いに歳とったね!
この暑さで検査をさぼってしまった獣医さんから度々お葉書もらってるんだよ。
「○○君は、お変わりありませんか?云々」と。
「借りてきた猫」になりに行こうか?涼しくなったら…。

 

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猫「行きたくね~よ」。