列島各地の大雨の被災者の方々を思う。
サッカーの話題に歓喜していたが、列島各地の警戒雨量のニュースと、オウムの件やらで、直接被害を受けていない
地域に住んでいても、心の痛む日々だ。
自宅に浸水した方々、土砂が入り込んだご家庭も、先行きの不安は想像し難い程と思う。
この季節は、被災後に「カーッ」と晴れて真夏日になったりする。
それも、辛いことと想像する。
他人事ではない、梅雨前線が上空にあった地方だということで、自分の上にも起きることだ。
ある行政の長が口を一文字に結んで、
「現実をしっかり受け止めて、一つ一つ対応していくしかありません。頑張ります。」
とインタビューに答えていた姿が印象的だった。
今回の各地の被害程ではなかったけれど、我が家もまだ子供が幼児だったころ床上浸水の被害に遭ったことがある。
水が引いてみれば、片付けはあっても、不安はそこで一旦終わる。
でも、夜間に、玄関の履物が浮き、床下から床上に水の量が変化する様子は、これからの不安と恐怖は未知のことで、ただただ、その場に対応していくしかない。
だから、一瞬にして大量の土砂が家に押し寄せる恐怖はいかばかりかと、怖かったことと思う。
去年の被災者の方でさえ、未だに心の整理がつかないでいると話されていた。
広島の被害はたった4年前で、それがまた再現された形で、本当にお気の毒で、これから私達に何ができるのか考えたい。
気象庁の発信内容も、気象予報士に原因を聞くことも、行政の対応力も大事なことに変わりないけれど、目の前で起きてしまったことに呆然とする当事者が座り込んでいられないのが被災者だと思います。
自分の身には起きないことではなくて、誰の身にも起こりえることと捉えます。
被災された方々は、先ず避難所で身体と心を休ませて頂ければと思います。
今は他に掛ける言葉がありません。
心身ともにお大事に、と願うばかりです。