それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

昨年秋ご近所の、長年独り住まいされていたおばあちゃんが、入所していた施設で亡くなった。
その後、まだ遺された家はそのままになっている。
生前は、業者の方に依頼して、繁り過ぎた藤の弦や植木の世話などを何とか管理されていた
けれど、亡くなって以降は、ざっと、大まかに遺族の方が整理されてからは、お庭も手入れされることはない。

でも、この冬の寒さの中で、お庭からはみ出るようにスイセンの花が可憐に咲いている。
猫のお散歩の時、朝日に向かって、
「元気ですよ~、おはよう!」
とでも言ってるように見えて、そっと顔を近づけてみる。

すっきりとした甘い香りがして、少し切って、頂いていきたいな、と思ったほど。
でも、一応花泥棒だし、ここに咲いていた方がもっとたくさんの人が楽しめるだろうなと止めた。

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冬の花スイセン、白く小さな花だけれど、まだおばあちゃんが
「おはようございます。今日はいい天気ですね」
と声をかけてくれそうな、変わらない佇まいを醸し出してくれている。