それって当たり前?

日々感じたことを徒然に。

猫の診察と狂犬病

昨日、一か月振りの猫の診察に行ってきた。
15歳の牡猫のまだ初期?の腎臓病についての血液検査で、今とこれからの対策、過ごし方を先生と相談する目的でした。
取り敢えず、まだ薬を使うまでいってないとのことで、様子をみていくことになった。
ほっとした。
また一か月後の診察の予定だ。猫にとっては迷惑なんだけどね。(猫:「血抜かれてさ、当たり前じゃん」)

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いつも頂くサンプル
 
診療後、ロビーで院長に会い、狂犬病の話題になった。
と、いうのは私が今年の元旦に親戚の犬に噛まれて、やっと20日過ぎに全治?という状態になったので、そこから
院長の狂犬病のうんちくが始まった。
 
 
以下記事より
 
「 狂犬病ウイルスの体内への侵入により、一定のけいれんなどの重い症状を起こす致死性の疾患です。治療法はなく、発症後3~5日で死亡します。
 日本では1957年以降、狂犬病の感染はないため、通常では狂犬病の予防処置は必要ありません。しかし、最近では2006年にフィリピンでイヌに咬まれて帰国後に発症し死亡したケースがあり、次のような場合には予防が必要となります。すなわち問題になるのは、(1)狂犬病の流行地域に生息する予防接種未施行の動物に咬まれた時や、(2)狂犬病の流行地域へ行き、野生の動物に接触する機会がある場合です。」
 
 
狂犬病予防法が制定される1950年以前、日本国内では多くの犬が狂犬病と診断され、ヒトも狂犬病に感染し死亡していました。このような状況のなか狂犬病予防法が施行され、犬の登録、予防注射、野犬等の抑留が徹底されるようになり、わずか7年という短期間のうちに狂犬病を撲滅するに至りました。この事例を見ても、犬の登録や予防注射が狂犬病予防にいかに重要な役割を果たすかが理解できます。
現在、日本では、犬などを含めて狂犬病の発生はありません。しかし狂犬病は、日本の周辺国を含む世界のほとんどの地域で依然として発生しており、日本は常に侵入の脅威に晒されていることから、万一の侵入に備えた対策が重要となっています。
万一狂犬病が国内で発生した場合には、素早くしっかりと発生の拡大とまん延の防止を図ることが非常に重要となります。そのためには、犬の飼い主一人一人が狂犬病に関して正しい知識を持ち、飼い犬の登録と予防注射を確実に行うことが必要であり、そうすることによって公衆衛生の向上と公共の福祉の増進に寄与しているということを飼い主の方にはしっかりと自覚していただくことが望まれます。」
 
 
と、上記の内容は院長が話されていたことと同様でした。
日本国内では撲滅されているけれど、周辺国には依然として発生しているということ。
一番脅威なのが、発症したら死亡、ということです。
発症するまでの期間は個人差があっても、治療法はない、ということです。
なので、狂犬病流行地域の海外に行く場合はワクチンを施すということ。
ただ、三回必要なので、それを考慮して(出発から逆算して)ワクチン接種を始める必要があるとのことでした。
 
元旦に私が噛まれた犬は、飼い主が明確だし、予防注射もしてあったということで、化膿させないように外科的
治療を自宅で行っていましたが・・・、振り返って思うと結構怖いことだったんだと思います。
院長が教えて下さった気持ちが理解できました。
ペットを飼う、ということはお互いに管理が基本だということを肝に銘じた日になりました。
ありがとうございました。
 

 

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